海外赴任で子供を海外現地校に通わせるんだけど、なじめるのか心配。。
子供をアメリカ現地校に通わせるときの注意点って何?
海外赴任時に子供が現地校でいじめられたり、メンタル面でやられたりしないか心配ですよね。
私は息子2人をアメリカの保育園から現地の小学校まで通わせていました。
幸い息子たちは大きな問題なく楽しそうに過ごすことができましたが、周りの駐在員の家族さんと学校について話す機会も多くいろんなトラブルも聞いています。
本記事では「子供が海外現地校に適応できるように支援してあげたい」と言うあなたへ、子供が現地校に適応できるようになるポイントをご紹介します!
ぜひ最後まで読んで行ってください。
アメリカに家族帯同で約5年間の海外赴任生活をして日本帰国。
アメリカ生活体験から日本帰国の経験をもとに紹介していきます。
アメリカ駐在の子供は現地校でなじめる?
結論から言いますと
子供さんが小学生以下であれば、「ほぼ問題なし」です!
アメリカの方がいろいろな人種、国の子供たちが多く、人と違う外見であっても全く気にせずお互い仲良くなっていくようです。
小学生~中学生ぐらいまでであればみんな英語も達者になり、なじんでいっていました!
子供ってすごいですね!
一方高校生ぐらいからは、苦労する可能性もありです。
残念ながら,アメリカの学校でも「ヒエラルキー社会」なるものがあります。
これは妻が昔留学したときの話ですが、美女のチアリーダーやかっこいいアメフト選手なんかがトップに君臨しているようです。
英語があまりしゃべれない日本人では相手にされず、かなり苦労する可能性もあるという話です。
妻は音楽をやっていたので、なんとか認めてもらえるようになったとのことでした。
どこの国でも「一芸は身を助ける」っていうやつですね。
また中・高校生であれば受験のことも配慮する必要があったり、異国の地のストレスも多いでしょう。
知り合いの方の高校生の子はどうしても合わずに結局日本に途中で帰ってしまったということもあります。
赴任地の情報を十分に調査しながら、個人個人でいろいろな事情もありますので、お子さんの意思も尊重してあげるようにしましょう。
アメリカで子供が通う学校の選択肢
アメリカで駐在員の子供が通う学校の選択肢としては主に以下の通りです。
- 現地校(+日本語補習校)
- インターナショナルスクール
- 日本人学校
アメリカではほとんどの駐在員の子供たちは現地校に通うことになります。
なぜならアメリカでは日本人学校の数は少なく、またインターナショナルスクールは費用が相当高い(200~300万円/年)ため通常は選択肢に入ってきません。
多くのアメリカ駐在員の子供たちは現地校と土日に日本語補習校に行くことになり、現地校でなんとかやっていく必要があります。
アメリカ現地校に入る際に最低限覚えておいた方がいい英語表現
保育園年長さん以上になってくると、赴任直後に英語を全くしゃべれないとさすがに厳しいです。
現地で困ったときに先生や友達に助けてもらえるような、学校生活にかかわるサバイバル的な英語を習得すると役立ちます。
現地校に入ってからは英語を母語としない子どもたちに対して、ESLと呼ばれる第二言語としての英語教育が行われ、そこで英語の基礎を学ぶことができます。
ESLがある学校を選ぶというのも一つの手ですね。
そして赴任前なら、英語に慣れていない子供さんにおすすめの英語プログラムはグローバルクラウン(GLOBAL CROWN)。
グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)は日本語も喋れるバイリンガル講師が教えてくれるので意思疎通ができない子でも安心です(こちらは2回無料体験がついていますので利用しない手はないですね)。
グローバルクラウンを実際に体験したレビューは以下記事をご参考ください。
また子供が海外生活で困らないための他の「海外赴任前の子供のおすすめ英語教育方法」も下記記事で紹介しています。
子供がアメリカ現地校に慣れるコツ
我が家が実践した子供が現地校に慣れるためのコツですが、
基本的には「現地の子とよく遊ぶ」のが一番です。
結果的に我が家の子供達は現地でかなりなじむことができ、アメリカ人の友達もたくさんできていました。
もう少し具体的には以下で、それぞれ詳しく説明していきますね。
- 日本人とばかりお付き合いしない
- 放課後はアフタースクールへ
- 子供の誕生日会には積極的に参加
- 習い事を積極的にやる
日本人とばかりお付き合いしない
日本人とお付き合いすることも大事なのですが、子供同士でも日本人がいるとその子とばかり話してしまい、全く英語が身につかないということもあります。
同じアパートに日本人が多数住んでいて、いつも日本人同士でかたまっていると日本にいるような感じになります。
困ったときにはお互い助け合うことも重要ですし、たまに一緒に遊ぶぐらいならいいのですが、程よい距離感が大切ですね。
住居を選ぶときにも、近所に日本人があまりいない場所を選んだ方がいいかもしれません。
放課後はアフタースクールへ
現地校が終わったあとは、日本で言う学童のような「アフタースクール」と呼ばれるものがあります。
学校によって入れる条件等あるかもしれませんが、我が家はアフタースクールに入れて現地の子と思いっきり遊ばせていました。
やっぱり現地の子とよく遊ぶのが一番。
子供の誕生日会には積極的に参加
アメリカでは子供の誕生日会が結構開かれて、同じクラスの子供たちがみんな招待されることもあります。
そのパーティが楽しいので、また友達の輪が広まっていきます。
誕生日会はジム、ゲームセンター、プール、体操教室等様々な場所で開かれます。
基本的な流れは、プレゼントを渡し、子供達が適当に遊んで、簡単にピザとケーキを食べて、バースデーソングを歌って終わりと言うようなものです。
誘われたときは、できるだけ参加するようにするのもいいかもしれません。
自分が開く場合結構お金はかかりますが、我が家でも何度か誕生日会を開催しました。
習い事を積極的にやる
学校だけでなく、習い事でのコミュニティも広げるといいでしょう。
息子たちは、野球、水泳、体操等を習っていました。
習い事をしていると、またそのつながりが広がっていき、誕生日会等にも呼んでもらえます。
親が理解しておくべきアメリカと日本の学校の違い
アメリカと日本の学校の違いは以下のような感じです。
子供だけでなく親のマインドも変えていく必要があります。
- アメリカの学校は自分で考え、自分の意見を主張する機会が多い
- 日本はできていないところを注意してアメリカはできているところを伸ばす
- アメリカでは子供の安全をより重視
アメリカの学校は自分で考え、自分の意見を主張する機会が多い
アメリカの学校では「自分で考え、自分の意見を持つ」ということが重視されます。
前述しましたが、幼稚園から「Show and Tell」と呼ばれるプレゼンテーションの練習をさせられます。
息子たちも自分の好きなおもちゃを持っていき、説明するということを何度もやって鍛えられていました。
まずは好きなものを説明する機会を与えられ、結果として「考える⇒発表する」ということに慣れていきやすいです。
日本はできていないところを注意してアメリカはできているところを伸ばす
アメリカの先生は基本的に良いところを褒めて伸ばしてくれます。
一方日本では、できていないところに注目して、皆と同じレベルになるように教育されると思います。
アメリカの教育では優秀な子供はどんどん伸びていき、できない子供は置いて行かれます。
アメリカでは公立でも、各個人にあった学年に変更することが可能です。
息子と同級生だった子も、次の年に一つ下の学年に降りていたということもあります。
日本の場合は平均的にみんなが優秀になっていくようなイメージですね。
どちらが良いか悪いかではなく一長一短だと思います。
アメリカでは子供の安全をより重視
アメリカは日本ほど治安も良くありませんので、子供の安全はかなり重要視しています。
基本的に子供をひとりで外で遊ばせることはありませんし、家に子供だけで過ごさせるのも禁止されています。
またアメリカは広大な土地なので、学校も歩いて通えるところにはない場合が多いです。
家の近くまでスクールバスで送迎か、親が車で送迎する必要があります。
車で送迎する場合、朝も夕方も学校周辺に車の大行列が発生しますので覚悟が必要です。
良い学校に歩いて行けるところに住めれば理想ですね。
アメリカ現地校で実際に合ったトラブル
アメリカ現地校でも日本でも良くあるトラブルから、日本では信じられないようなトラブルもあります。
- いじめられる
- スマホを盗まれる
- おもちゃを盗まれる
いじめられる
いじめについては、やはりどこの国でも起こるようです。
特に人種の違いや英語ができないために馬鹿にされたり、無視されたりといったことが起こる可能性があります。
暴力や暴言等ひどいいじめに対しては、「担任の先生や校長先生に訴えましょう」。
アメリカではいろんな人種も多く、差別や安全にはセンシティブですのできっちり対応してくれます。
一方でできるだけ赴任前から英語は練習しておくということも大事になってきます。
スマホを盗まれる
日本人の知り合いの方のお子さんで高校生だったのですが、スマホが学校でなくなったとのこと。
結局その子供さんの結構仲の良い友達が怪しいということになり、かなりショッキングな出来事だったようです。
おもちゃを盗まれる
こちらは我が家の幼稚園の話ですが、上述した「show and tell」の授業用に、ベイブレードというおもちゃを持って行っていたのですが、友達に取られたとのこと。。
担任の先生に仲裁に入ってもらって解決はしましたが、その子のお母さんから、「そのおもちゃいくら?」と聞かれ、10$を渡されるという。。
「そういう問題じゃないよね?」と言った驚くべきことも起こります。
アメリカの日本語補習校
現地校の他に日本語補習校というのも運営されていて、保育園年長さんの年齢から週末(土曜か日曜)に1日通うようになります。
日本語補習校では日本の教科書を使った日本語での授業はもちろん、日本の文化や風習を教えてくれます。
週末も学校に行かなければならないので子供も大変ですが、日本に帰ることを思うと補習校に行かせておいて良かったです。
また赴任直後のお子さんにとっては日本語で喋れる安心できる場ともなります。
うちはかなり嫌々で、連れていく日の朝から送り届けるまでは修羅場でしたが・・
子供が補習校に行かないと言って登校時に逃げ出すので、最終的には先生に授業に付き添って欲しいと言われた苦い記憶が蘇ってきました。
うちの子供は日本語ができなかったので、少しはプラスになっていたと信じたいです。
まとめ:子供は海外生活で現地校になじむには?
いかがでしたでしょうか?
今回は海外生活で子供が現地校に適応するための注意点をご紹介しました。
基本的には「現地の子とよく遊ぶ」のが一番の近道です。
子供がアメリカ現地校に慣れるコツとしては以下。
- 日本人とばかりお付き合いしない
- 放課後はアフタースクールへ
- 子供の誕生日会には積極的に参加
- 習い事を積極的にやる
また親が理解しておくべきアメリカと日本の学校の違いは以下です。
- アメリカの学校は自分で考え、自分の意見を主張する機会が多い
- 日本はできていないところを注意してアメリカはできているところを伸ばす
- アメリカでは子供の安全をより重視
お子さんが少しでも海外での現地校生活を楽しめるように支援してあげてくださいね!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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