
趣味として社交ダンスを習いたいけど、どんな種類があるの?

社交ダンスを始めたばかりで、練習時のマナーが良く分からない。。
今回は、こういったあなたの悩みに答えます。
- 社交ダンス初心者
- 社交ダンスの種類を知りたい
- 社交ダンスのマナーを知りたい
- 社交ダンスの習い方、必要なものを知りたい
- みんなが社交ダンスを始める年齢が気になる
この記事では社交ダンスをこれから始める方や、始めたばかりのあなたへ、知っておかないと損する基本情報5選が分かります。

私は大学生のときにサークルで社交ダンスを始め、大学を卒業してからもアマチュアでダンスを続けています。
ダンス歴約20年、奥さんとも社交ダンスで出会い「JBDFスタンダードA級」も過去取得しています。
社交ダンスの種類について
社交ダンスは主に2種類に分かれます。
1つは優雅に踊るスタンダードの5種目、もう一つはワイルドで派手なラテンアメリカンの5種目です。
- スタンダード種目(ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ビニーズワルツ)
- ラテンアメリカン種目(チャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブ)
- その他パーティダンス(ジルバ、ブルース等)
社交ダンス=ボールルームダンスですが、日本ではインターナショナルスタイルがメインで広まっています。
アメリカではアメリカンスムースというもう少し砕けたスタイルも同じぐらい広まっていますが、今回はインターナショナルスタイルのほうを説明していきます。
スタンダード種目
まずはスタンダードの5種目について紹介していきます。
スタンダードはよく映画等でみる舞踏会で踊るようなもので、男女が常に体をくっつけて踊るようなダンスです。
衣装としてはスタンダードの男性は燕尾服、女性は長いドレスのかっちりした感じです。
ワルツ
まずはスタンダードで最も人気、みんな大好きワルツです。
せっかくなので世界レベルの本物のワルツをご覧ください。
3拍子の音楽ですが曲もきれいですね。
当然ほとんどの人がこんな動きできるわけがないので、個々人のレベルに合わせて練習を進めていくことになります。
タンゴ
次にいわゆる情熱のタンゴです。キレのある音楽に合わせて踊ります。
人間の動きとは思えないですね。完全なアスリートです。こんな動きができるようになったらかっこいいですね。
スローフォックストロット
スローフォックストロットは滑らかな動きを続けるというダンスです。
スローと言いながらも最近のものはかなり激しい動きになってきていますね。
クイップステップ
クイックステップはその名の通り、非常に速いステップです。
飛んだり走ったりしています。かなり体力も消耗したり、素早く動ける必要があるので上級者向けのダンスですね。
ビニーズワルツ
最後はビニーズワルツで、これは3拍子のワルツのテンポを速くしたものです。
競技会でも上級者向けの大会しかも勝ち進んでからしか踊られることはあまりありません。
昔は同じターンを繰り返すステップでしたが最近はいろいろなステップが取り入られるようになっています。
また試合を目指している方へ向けて、社交ダンススタンダードの試合の審査基準は下記記事でまとめています。
社交ダンススタンダード競技の審査基準【なかなか勝てないあなたへ向けて】
ラテンアメリカン
続きましてラテンアメリカンの5種目を紹介していきます。
ラテンアメリカンは激しく熱く踊るようなダンスです。
男性は動きやすいシャツやタートルネックなど、女性は露出多めなドレスで踊る自由な感じです。
チャチャチャ
チャチャチャはラテンの素早くリズミカルな動きが特徴、人気の競技です。かっこいい音楽が多いです。
サンバ
サンバはいわゆるブラジルのサンバから派生した、ヨーロッパ風のサンバです。
エネルギッシュで華やか明るく楽しいダンスです。
ルンバ
ルンバはラテンのベーシックの動きの種目で、初心者が最初に習うことが多いダンスです。
男女の愛を表現するダンスで比較的ゆっくりのテンポです。
パソドブレ
パソドブレはスペインの闘牛をモチーフにしたダンス。
男性は闘牛士、女性はケープや牛の役割。
激しいダンスで個人的にはかっこよく見る側からすると一番好きです。
ジャイブ
最後にジャイブはパーティダンスのジルバから生まれたダンスです。
ジャンプしたり歩数が多く、かなりスピードとキレが必要で社交ダンスというよりヒップホップのような若者向けのダンスですね。
ラテンの上級者向けで競技会でも勝ち進んでいかないと踊ることはあまりありません。
社交ダンスは何歳から始めるのが良い?
上の動画を見ると社交ダンスは結構激しい競技でしたね。

もう年だけど、社交ダンスはまだ始められる?
そんな疑問を持たれる方も多いかもしれません。しかし全然大丈夫です!
社交ダンスは個人競技なので自分のペースに合わせて続けていけますし、何歳からでも始めることができます。
私の周りにも仕事を引退してから社交ダンスを始めたという方々もたくさんいらっしゃいました。(若いうちから始める人もいます。)
ダンスを始めるタイミングとしては、以下のようなパターンが多いです。
- ダンス経験のある親が子供に習わせる。
- 大学生が大学部活、サークルで始める。いわゆる「学連」です。
- 大学卒業後すぐぐらいの社会人で社交ダンスに興味を持ち始める。
- 仕事に余裕が出てきた頃や退職後の趣味として始める。
ダンス人口としては学生ぐらいの子達と50~60代以上位の年配の方々が多く、2分しているような感じです。
やはり子育てがあるミドル(30~40代)は人口が比較的少ないイメージですね。
社交ダンスを習う場所

次に社交ダンスはどこで習えるのか?について紹介します。
- ダンス教室
- ダンス練習場
- サークル
ダンス教室
ダンス教室は言うまでもありませんが一番最初に思いつくところです。
知識も深く教える技術のプロのコーチに指導してもらえるので上達は早く、正しい知識がつきます。
電話やネットで予約してからの見学がおすすめです。
ただしいきなり初心者の方が、ダンス教室に入るのは抵抗があるかもしれません。
私は大学時代に先輩にダンス教室に連れて行ってもらい紹介を受けました。
やはり講師のレベルやレッスンの質が高い分、値段も高め(10,000円/時間前後のレベル)ですね。
知り合いの方がいる場合は紹介してもらえればハードルは低くなるかもしれません。
まずは雰囲気を見学してみて、団体レッスン等から始めましょう。明朗会計の教室を選ぶのがいいですね。
ダンス練習場
社交ダンス練習場は各地にあり、普通はダンスのカップルが練習しています。
そこにプロの講師が出張でレッスンに来ている場合があり、レッスンを受けられます。
また講師の免許を持つアマチュアの方が教えている場合もあります。
ダンス教室よりもアットホームな感じがあり、初心者にお勧めです。
いきなり競技会でトップを目指す必要はないので個人にあった講師を見つけるのもありです。
ダンスサークル
ダンスサークルは若者向け、シニア向け等年代毎にターゲットがある場合もありますが全年代向けもあります。
ダンス仲間ができるので友達の輪を広げたい方にもちょうどよいと思います。
初心者の方はご自身の年代向けのサークルの方が変に気を使わないのでおすすめかもしれません。
インターネット載っていないような、本当に家の近くの公民館のようなところでもチラシで宣伝している場合もあるかもしれません。
こういったところは価格もかなり安い傾向です。
また家から歩いて行けたり等、近ければ近いほど続けやすいですよね。
社交ダンスで必要なもの

続いて社交ダンスに必要なものを見ていきます。
- ダンスシューズ
- 練習着
- 飲み物、タオル
- デオドラント、制汗剤、香水等
ダンスシューズ
まずはダンスシューズは必須です。
最初の体験レッスンでは貸し出してくれるところも多いですが、後々は必ず必要になってきます。
下記有名ダンスショップで自分に合ったものを見つけましょう。
私が個人的に愛用していておすすめなのがセキネのシューズ。
大学時代から20年間ずっと同じ種類のシューズを履いています。
セキネは日本人の足にあわせて作られている靴で、足が痛くなりにくくすごく履きやすいし、踊りやすい!
最初は実際に店舗に行ってサイズ感を確かめてみるのがいいです。
サイズが分かれば、下記リンク等からオンラインで購入することも可能です。
練習着
次に練習着です。
男性⇒ワイシャツとスラックスが通常。スポーツTシャツでもOKと思います。
女性⇒ロングスカート、ダンス用ドレス等を着ている方が多いですね。
上記のメーカーでダンス用ウェアも購入可能です。
飲み物、タオル
社交ダンスは見た目の優雅さによらず、結構ハードで汗もかくと思います。
特に夏場は飲み物を用意していきましょう。
デオドラント、制汗剤、香水等
社交ダンスはやはり異性と踊るダンス。清潔感やにおいコントロールは重要なマナーです。
香水はつけすぎも注意ですね。
社交ダンスのマナー
また初心者が知らないと困る社交ダンスのマナーについて紹介します。
- 男性のエスコート(パーティーマナー)
- 身だしなみ
- フロアーで踊る方向(LOD)
- 曲の優先順位
男性のエスコート(パーティーマナー)
社交ダンスのパーティーではたくさんの人数が参加し、いろんな人達とダンスをするような場所です。
古いパターンかもしれませんが、男性が女性を誘うようにします。
踊る前には笑顔を欠かさず「よろしくお願いします」と最後は「ありがとうございました」等の挨拶は基本マナーです。
身だしなみ
ダンスは異性同士で二人で行うものなので、お互い気持ちよくダンスができるように、身だしなみは超重要です!
特にパーティや、団体・個人レッスン、サークル等では清潔感のある髪型、服装、身だしなみ、デオドラントを心がけることが必要です。
汗をかいた場合の着替えの用意や、洗濯の生乾きによる雑菌繁殖で匂っていないか等も十分すぎるぐらいチェックしておきましょう。
あとはハンドクリームの塗りすぎにも注意です。
べたべたしているものだと相手に不快感を与えてしまいます。ハンドクリームは「さらさらタイプ」がいいです。
フロアーで踊る方向(LOD)
社交ダンスでは踊る方向が決まっています。
特にスタンダード種目とラテンで動きのあるサンバやパソドブレでは方向を意識しないと人にぶつかり思わぬ怪我に繋がることもあります。
下記にLOD(Line of dance)をオレンジ色の矢印で示しています。
大まかにはフロアーの中心に対して左回りで回っていきます。これと反対に回ってしまうと逆LODと言い人にぶつかり危険です。

また緑の矢印で実際にルーティンでよく踊られる方向を示していますが、フロアーの端では行く方向と帰る方向でどうしても被ってしまいます。
また中心に近い部分ではLODを守っていてもやはりどうしても被ってしまうことはあり、よくぶつかるポイントでもありますので、周りを見る等の注意が必要です。
またどんなに気を付けていてもぶつかってしまうことはよくあります。
ぶつかるのは普通で仕方がないことですので、気持ちよく「すみません」と言っておきます。
曲の優先順位
またフロアーではかかっている曲で踊っているカップルが優先されます。
もしワルツ曲がかかっていた場合は順番として、
(1)ワルツを踊っているカップル
(2)ワルツをシャドー練習している人
(3)スタンダードを踊っているカップル
(4)スタンダードをシャドー練習している人
(5)ラテンを踊っているカップル
(6)ラテンをシャドー練習している人
の優先順位になります。

シャドー練習とは、カップルではなく一人で練習することを言います。
まとめ:社交ダンス初心者が知っておきたい基本情報
今回は社交ダンスの種類やマナー、始める際に知っておいた方が良いことをまとめました。
- 社交ダンスは大きく分けてスタンダード、ラテンアメリカン、パーティダンスに分かれる。
- スタンダードはワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ビニーズワルツ
- ラテンアメリカンはチャチャチャ、サンバ、ルンバ、パソドブレ、ジャイブ
- パーティダンスはジルバ、ブルース
- 身だしなみやフロアーでのマナーは大事
- 社交ダンスを始めるのに必要なものはまずはシューズ、練習着
社交ダンスは個人競技なので自分のペースに合わせて続けていけますし、何歳からでもからでも始めることができます。
社交ダンスは「生涯スポーツ」としてとってもお勧めです。
社交ダンスのメリットは下記記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
【実は出会いもあり】社交ダンスのメリット7選とデメリット5選

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