アメリカの入国審査官の英語が聞き取りにくくて、いつも何と答えればよいか不安。。
めったに海外に行かないので、海外の入国審査に慣れていない。。
こういった悩みありますよね。
「入国審査官」って無愛想な人もおり、威圧的だったりするので苦手な人も多いと思います。
しゃべり方も早くて癖がある人も多く、何を言ってるか聴き取りづらいこともありますよね。
本記事ではアメリカ入国審査手順と聞かれる質問、回答例、税関チェックの手順等について説明します。
また私の妻が入国審査時に「別室送り」となった際の状況も書いています。
入国審査で思わぬトラブルに合っても冷静に対処できるように、ぜひ最後まで読んで行ってください!
私はアメリカに赴任となり、約5年間のアメリカ生活を経て、日本に戻って来ました。
アメリカで5年間生活をした経験からご紹介します。
アメリカ入国審査手順(空路)
まずは空路での入国審査手順について説明していきますね。
アメリカでは日本から最初に到着した空港で「入国審査」が行われます。
飛行機から降りたら、下記「必要書類」をすぐに出せるよう用意しておきましょう。
飛行機から降りた後は、順路に従い入国審査カウンターまで歩いていきます。
そこで、
・アメリカ観光、出張等⇒「ESTA(電子渡航認証システム)」のレーン に並びます。
・アメリカ駐在等の長期間滞在する場合⇒「ビザ(査証)」を持っているので、Non-Resident、Foreign VISA(ビザ)のレーンに並びます。
通常は Foreign VISAのレーンは自動入国審査端末「キオスク」(APC)の使用はできず、入国審査官のいるカウンターでのやり取りとなります。
運が悪いといろんな国からの航空便が重なりカウンターで1時間近く並んで待つこともあります。
アメリカ空港で乗り継ぎがある場合は入国審査後に、一旦スーツケース等の荷物も全部受け取って、「再度チェックイン」させる必要があります。
このためかなり時間がかかるので、乗り継ぎは2~3時間程度余裕があることを確認しておきましょう。
*通常は航空会社が十分な時間を取っていてくれているはずです。
アメリカ入国審査での質問
入国審査カウンターにたどり着くと、指紋のスキャン(カウンター上に設置された指紋読取機に指をかざすことによって読み取りを行うもの)と、デジタルカメラによる顔写真の撮影が行われます。
「眼鏡は取るように」と言われます。
海外の入国審査官で無愛想な人にあたると、少し緊張しますが、気にせずに質問には淡々と受け答えしましょう。
短いフレーズ、単語で答えて大丈夫です。
たまにフレンドリーな人に当たるとすごくなごみますね。
以下によく聞かれる質問を並べてみました。
・目的地は?(where are you going?)
「目的の空港に到着しているのに何を答えるの?」と思うかもしれませんが、乗り継ぎの人もいるので最終目的地の都市を答えましょう。
・どこに住んでいる?(Where do you live in?)
住んでいる都市を言えばOKです。
・どこで働いている?職業は?(where do you do?)
ビザで入国しているので現地の会社や職種を聞かれたりします。
・申告するべきものを持っているか? (Do you have any food?(meat, fruits etc…))
税関申告書に「食品等を持ち込んでいる」にチェックしている場合は聞かれます。
Japanese snackとかriceとか調味料(seasoning)とか答えれば問題ありません。
検疫の観点から肉類や野菜、果物等は持ち込まないようにしましょう。
またこの後の税関での抜き打ち検査が入った場合、正直に記載していないと罰金が課される可能性があります。
アメリカ入国審査での別室送りとは?
アメリカ入国審査時の「別室送り」とはなんですか?!という感じですが、私の妻が以下のような状況となりました。
・メキシコ観光の帰りに米国へ入国。
・入国審査カウンターでの通常のやり取り後に妻が別室に行くように言われました。
・別室ではオフィサーが5人ぐらいいて、それぞれ対応し、待合席に座って待ちます。
・1時間程待たされ、その間は携帯電話の使用も禁止です。
・入国審査で受けるような簡単な質問(どこに、どれくらいの期間旅行していたのか?)を受けて、妻の場合は無事に解放。
・原因は「不明?」とのことです。システム上の犯罪者の名前に似ていたりするとエラーで引っかかることがあるとのこと。
・別室の中にはさらに別の部屋があり、ここは本当に「強制送還」されるような人達が帰国便を設定されて待つ場所とのこと。。拘留されることもあるらしいです。。
聞いただけでも恐ろしいですが、なにも心当たりがなければ大丈夫です。
万が一のときも焦らずきっちり対応するようにしましょう。
アメリカ税関検査
無事に入国審査を通り抜ければ、Baggage claimで荷物を受け取ります。
乗ってきた航空便番号ごとにレーンが設定されているので、荷物を受け取ります。
その後税関検査ですが、通常は何事もなく抜けられ、税関申告書も提出することはありません。
しかしたまに荷物数が多い場合、抜き打ちチェックが入ることも。
我が家も家族で日本への一時帰国後に段ボールを10箱ぐらい持って帰ってきたので、X線検査が入ったことがあります。
そのときにたくさんの餅がひっかかり、「これ何!?」となり中身も開けられることもありました。。
冷や冷やでしたが、なんとか”These are Rice cake”で問題なく乗り切れました。
アメリカ陸路での出入国
アメリカ北部のデトロイトからカナダ国境等の「陸路」で出入国する際によく聞かれる質問も並べてみました。
空路での審査よりも少し質問が多く、審査官の気まぐれで別室での追加調査が入ることもあります。
・出入国の目的は?
・目的地は?(誰に、どの会社に会いに行くのか?)
・訪問の目的は?(技術ミーティング、トライアル?等)
・あなたの会社はどんなビジネスをしている?
・危険物を持ち込んでいないか?
結構細かいことを聞かれることが多かったです。
まとめ
今回は「アメリカ入国審査」についての手順、注意点をまとめてみました。
特に気を付けることは以下の通りです。
必要以上に恐れず、答えは単語でもいいので簡単に対応すれば問題ありません。
目を付けられないためにも、入国時に決してillegalなものは持ち込まないようにしましょう。
それでは今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!
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